アルファ・ブレラ・スカイウインドー3.2JTS Q4(GH-939)2007年式
SPECIFICATIONS
全長×全幅×全高(mm)
ホールベース(mm)   
トレッド前/後(mm)    
車両重量(kg)  
4415×1830×1380
2530
1580/1560
1750
エンジン型式        
エンジンマウント・駆動  
総排気量(cc)      
最大出力(PS/rpm)   
最大トルク(kgm/rpm)  
トランスミッション
939A型 V型6気筒DOHC24V
フロント/Q4フルタイム4WD
3195
260/6300
32.8/4500
6速マニュアル
前ホイール・タイヤ     
後ホイール・タイヤ     
サスペンション(前)    
サスペンション(後)    
ブレーキシステム/前/後
18インチ 235/45ZR18
同上
ダブルウィッシュボーン
マルチリンク
ベンチレーテッド・ディスク
/ベンチレーテッドディスク
エクステリア
 言うに及ばず、ジウジアーロ・デザインの妙をビシバシ感じます。フロントの精悍なマスクしかり、グラマラスなヒップしかり。特にフロントのアルファの盾からボンネット中央にかけて広がっていく様子や、フロントからウェッジシェイプを描きサイドを駆け上がっていくフェンダーラインがリアガラス下端のV字ラインに収束していく様は見事です。
 細部に目を凝らしてもメッキ加飾されたドアノブと、サイドターンシグナルが相似形だったり、フロント3連灯とリアのコンビネーションランプが精悍なイメージを演出したりと発見の連続です。
 フロントよし、リアもよし、サイドもカッコいい。斜めから見るとさらにラインの変化が楽しめて言うこと無し。ジウジアーロ作品の全てに言えますが、シンプルな造形は末永く美しい、まさにこれに尽きます。2000年代のジウジアーロを代表する作品です。
インテリア
 外観に負けず劣らず、インテリアもこの車の魅力の一つです。159と同じダッシュボードが残念という意見もありますが、乗ってしまえば全然そんなことは感じません。セダンの159とは全く別の世界観です。
 まずはポルトローナフラウ社製のブルー/タバコのコンビネーション・レザー。この配色センス、革の質感はアルファにしか出せないでしょう。この内装だけの決め打ちで買いました。またブレラ独特の世界観を出しているのが、長い長いドアによる長い長いサイドガラス。この異常な長さから開ける開放的な視界が、乗員に特別な世界観を感じさせます(ただしフロントのみ)。さらに広大なスカイウインドーを備え、上部も開放感を感じます。これは2人のための大人のクーペなので、後席はおまけなのです。後席はがんばれば大人2人が乗れますが、穴倉に収まる感じで正直居心地が良いとは言えません。
 他にもセンターコンソールやドアハンドル、ドアラインなどにアルミ調の加飾がなされ、本革の質感と相まって未来的な感じを打ち出しています。
 ブレラは正に、眺めてよし、乗り込んでよしの車なのです。
エンジン
 3.2LのV6エンジンはオペルブロックとも言われ、いろいろな批評家のコメントが聞こえてきます。しかし、1オーナーとしては、高回転まで回した時の雄たけび、中間域での豊かなトルク、低回転域での太いトルク(明らかにレガシィの6発より扱いやすい)など不満は一切ありません。
 立ち上がりの車速の乗りはレガシィの6気筒モデルに比べると明らかに遅い。しかしそれはエンジンというより1750kgにも及ぶ車重が原因かと思われます。しかし、高速の合流ランプでの長くどこまでも伸びる気持ちの良い回転感
を味わってしまうと、相対的な速さなど関係なくなります。高速をオートクルーズで余裕の回転域で走り続ける、そんな時、このエンジンのおいしさを感じます。

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